2016年01月08日

クリード チャンプを継ぐ男 〜いつものやつでいいのです

「クリード チャンプを継ぐ男」を見てまいりました。
ここ数年、新年一発目に見る映画はだいたい面白い、というジンクスを順調に積み上げているわけですが
今年も面白かったのでご機嫌でございます。
クリード
→公式サイト 映画「クリード チャンプを継ぐ男」

正直なところ
「半裸で殴りあう男たちを見ているとむやみに感激する」
というメンタリティがそもそもよくわからないタイプの人間なので
ロッキーシリーズを見るのに十分な感受性を備えているとはおそらく言えないわけですが
それをもってしても十分面白かったのが素晴らしいな、と思ったのですよ。

クリード

新章ということで、伝説のチャンピオン アポロ・クリードの息子アドニスが登場します。
彼は愛人の子であり、父は生まれる前に、次いで母も幼少期になくしているので施設で孤独に育ちます。
「俺のお父さんすげーつよいかっこいー」
っていう幼年期の貴花田みたいな単純な子供っぽい気持と同時に、
自分をこんなに寂しい目にあわせた父への恨みの気持ちとか
自分の存在がそもそも父の汚点なんじゃないかという気持ちとか
いろんなもやもやを抱えて成長し、頭はいいんだけども自分の出自について整理がつかないまま暮らしています。

言葉で気持ちの整理のつかないガタイのいい男というのはどういうわけか半裸で殴りあう傾向があるので
アドニスも当然やむにやまれぬ思いでボクシングにひきつけられていき
父のライバル、我らがロッキーに会いにいくわけです。

クリード
↑しょぼくれたロッキーに、人のいい大型犬のようにいきなり懐くアドニス。

この時老いたロッキーに会いに行くアドニスが、
別に歓迎されてもいないのにいきなり
「おじちゃん、おじちゃん」
とでかい身体で全力でなついていく感じが
非常に”ロッキー的”で、なかなかにぐっとくるのです。
男同士が半裸で懐く映画、それがロッキー(見方がヨコシマでごめんあそばせ)。

ロッキーはアポロが死んだことについて、
「試合をさせるべきじゃなかった」
とずっと後悔しつづけています。
それからもう一人、アドニスの育ての母であるアポロの妻も、アドニスの死を悔やんでボクシング方面に心を閉ざしています。

要するにアドニス、ロッキー、アポロの妻の三人が三人とも、アポロの死によって時間が止まってしまっていて
それをどう前に進めていくか、という話になるのです。

クリード
↑おじいちゃん、無理しないで。

アドニスが若さの勢いで反対を押し切ってボクシング選ぶという突破口は開いたものの
彼は彼で幼くてこらえ性がないからそうそううまくはいかない。
そこで助けになるのが、特殊な事情によって限られた時間の中を生きている恋人の存在と、
急に発覚したロッキーの病気です。
いつまでも過去にとらわれて生きてるわけにもいかんぞ、ということになり
今この瞬間の自分に誇りを持つために、例によって例のごとく、かませ犬としての無茶な試合にでるわけでございます。

クリード


無名のボクサーとチャンピオンの対決でゴングカーン。
ちゃらっちゃー、ちゃらっちゃー
でどんどん顔がボコボコになっていき
ちゃららーちゃららっちゃー、ちゃっちゃちゃっちゃらっちゃちゃーー
あたりで、もう目も見えてないけど、リングドクターなんてだまして最後までやっちゃうもんね!
という捨て身の状態。
そして勝ち負けの問題じゃなくて俺はやり切ったんだもんねーっ。からの
「エイドリアーーーーーーン!」
ですよ。
もう、びっくりするくらいの既視感ですけども、ああロッキーシリーズはこれでいいんだな、と思ってふつうに感動いたしました。

クリード
↑ロッキーといえば男同士のプラトニックラブ。

ダメな人たちが血と汗の中でほんの少し現状を変えようとする映画。
相変わらずシンプルでとても良かったと思います(血は苦手ではあるが)。



←なお、さすがに生卵は飲まなかったことをご報告しておきます。
posted by 六条 at 18:00| Comment(0) | 映画とDVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月03日

新年あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。
年末に、開けて数日の間は雪がたくさん降るらしい、という天気予報を聞いていたので
除雪三昧のお正月を過ごす気マンマンだったのですが
蓋を開けてみると、大変穏やかな日和で
予想してたよりずいぶんのんびりできたような気がする新年幕開けでございました。

年末に、いつもより少し大きなスーパーに行ったら
お正月っぽい食材がわりと安く売っていたので
なんとなく気分も盛り上がってそれらしいものを作り置きしてみたりしました。
正月

すぐ食べられて日持ちするものをある程度の種類作り置きしておくことがかなり好きなんですが、
これってリスがどんぐり蓄える系の、本能的なヤツなんでしょうね。
なんなら食べるより、こうやって作って並べてある状態を見てるときの方が好きだったりします。

大晦日夕方からそばなど食べつつ、ラジオで紅白歌合戦聞きまして、
ラジオで聞いても大して何が起こってるかわからないんですけども、
今まさに年が変わらんとしているのだぞっ、という気分を盛り上げるために聞いてしまうんですよね。
毎年毎年、律儀なもんだと思います。

蕎麦
↑「かしわ」と呼んで憚らない鶏むね肉の蕎麦。

なかでもトリの松田聖子が、あまりにも歌いだしをためるもんだから
だんだん歌が遅れていって、ついには「赤いースイートピー♪」の「スイートピー」だけを歌い飛ばしたくだりが
尋常じゃなくもやもやして盛り上がりましたですね。
何なんだ、赤い何なんだ。彗星のシャアなのか。

紅白聞き終えてから、普段からわりと心安くしてるご近所の神様のところへ行きまして
うちの猫が無事に育ったことをちょっとお礼してきました。
思えば一年前の大晦日ころはまだ毛布やらクッションやら、ふかふかしたものを見るとおしっこしてしまう
小便小僧だったのです。
およそ安心して目を離すこともできず、不慣れな子猫と私、二人してふらふらでした。
よく健康で立派な成猫に育ってくれたし、トイレごときのことであんなにプレッシャーかけたことを
本当に本当に申し訳ないと思っている、なんてことを思いつつ、
真冬の深夜の道をてくてくと歩くのが、新年らしく気分が改まる心持ちでいいものでした。

猫
↑2014年大晦日。まだ小便小僧だったころ。猫トイレを巡る確執が我が家に渦巻いていた。

明けて元旦の朝、近所のおもち屋さんで買ったおいしいおもちで作ったお雑煮を食べつつ
オンデマンドで紅白を鑑賞。
よっぽど紅白好きの人みたいになってますけど、ラジオだけ聞いてると、結局映像も見たくなるのですよね。
ラジオでは全く分からなかったけども、
パフォーマンスはPerfume と椎名林檎がすごくよかったなあ、と思いましたのです。

猫
↑2015年大晦日。こんなに(態度が)大きくなってしまいました。

今年も、穏やかに年が越せて本当にありがたいことだなあ、と
しみじみ思うお正月でありました。
本年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

←初夢はあまりちゃんと覚えてないんだけど、モテた夢みました。起きた時にちょっと薄笑いになってるやつ(恥ずかしい)。
posted by 六条 at 18:00| Comment(0) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする