2013年10月31日

自分にだけ見えるもの 〜りんごの糠漬けと奥の細道が意外と好きだった

悪ふざけでりんごをぬか床に入れてみたら、それなりに好きな味になっちゃったのでちょっと照れているワタクシです、秋ですね。

「人に勧めたり、美味いと言えるような味ではないけど自分ではむしろ積極的に食べたい味」っていうものが世の中には結構いっぱいありますけど、あれは対応に困りますよね。
おいしいと言ったものか、まずいと言ったものかということにすら悩むんですけど、そこに悩む時点ですでに人として不誠実なことをしてるような気がしてものすごく自信を失うので困ったものです。
でも普通に考えて美味しいわけではないよな、うん。
りんご
だって、どうかすると野菜よりりんごの方が安い季節になってしまったんですもの…。



いまさらですが「奥の細道」にはまってます。
私の好きな「100分de名著」っていうNHKの番組で取り上げていたのがきっかけなんですけど、奥の細道、案外アツいね、お気づきでした?

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芭蕉の、「古池や かわず飛び込む 水の音」っていう有名な句がありますよね。
私は文部省推薦爺さんという顔つきをした芭蕉が部屋から庭を見てたら蛙が飛び込んだので「古池や〜」と言ってみたら取り巻きが
「さすが芭蕉先生!蛙が飛び込むだけでこの名句、いよっ!」
とか褒めて成立した俳句なのかな、っていうイメージで見てたんですよ。
「まあ、それなりに退屈だけど現代とはスピード感が違うからこういう種類の退屈とかは通人の好むところだったのかねぇ」
くらいのことと思っていたのです。

ところが、どうも芭蕉の目の前には池があったわけでもないし、ましてや蛙がいたわけでもなくて、「ぼちゃん」という音を聞いただけなんだそうですね。
物音がしたので芭蕉の心の池に芭蕉の心の蛙が飛びこんだっていう、けっこうイちゃってる状態の句だそうですよ。

池と蛙が居ないかもしれないってだけで、17文字こんなに面白いのかっ!
…と思ってこれは今更なかなかの衝撃でした。

何かが居たりとか何かが起こることによって面白くなる、ってのは分かりやすいけども、当然あると信じて疑わなかったものが「居たのかどうか本当はよくわからない」っていうだけで、急に生き生きしてくる世界観って、なんだかすごくないですかね。

寝るときとか、仕事の片手間に朗読で聞いてる感じなんだけども
「今も芭蕉にだけ見えてるものの話をしてるんじゃないか」
と思って聞くと、むやみに緊張感あって実は面白かった。

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NHKでの長谷川櫂さんの解説があんまり面白かったので買ってしまいましたよ。

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飛び込んでないのかっ?

←実際は居ない遊女が二人見えた、という話も面白い。
posted by 六条 at 18:00| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月30日

ハロウィン 〜今年もなんだかわからないままカボチャの日がやってくる。


ハロウィンなんだそうですね。
ハロウィンっていつまでたっても何のお祭りなのかさっぱり分からなくて、長らく100円ショップだけピンポイントで盛り上がる奇祭かと思っておりましたが、近年はティム・バートンのおかげで
「あー、日陰のお祭りね?」
というイメージで了解するようになってきました(あってるんだろうか、ほんとにいいんだろうか)


こういうティム・バートンの「死とか異形とか病弱とか好きなんだもん!」で突っ走る感じっていいですよね。
どんな人にでもちゃんと安心して暮らせる世界がどこかにあるんじゃないかという夢を見られる。


一方で、日本の巷でみかけるハロウィンはソフトで子どもっぽい路線が多いような。
ハロウィン
もりもと ハロウィン和菓子 400円

もっとも和菓子があんまりリアルに血みどろ蒼白だったら買いませんけどもね。
ハロウィン
毒気を抜かれたおばけちゃん。悪霊払いにはならないね。

クリスマスは「リア充しね」って言うところまでが遠足に、
お正月は「御節ってまずいよね」って言うところまでが遠足に、それぞれなってる中で
ハロウィンはなんのイベントだかよく分からないことにより、なんとなく悪口言われそびれちゃってるところがなかなかうまくやってるもんだな、と思うのであります。


でもアレですわね、ハロウィン終わったらもう10月も終わりで、ひとたび11月なんかになろうものならあとは奈落のそこを転げ落ちるように2013年が終わっていきますからね。
そりゃ、つい最近まで存在すらしなかった友達の子どもが「お父さん、嫌い」くらいのこと口走るような歳にもなりまわすわよねぇ…ひぃぃ
ハロウィン
ハロウィンハロウィン、怖くなくちゃ楽しくない!

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←近年はこの時期繁華街歩くと黒い服にとんがり帽子が時々歩いておりますね。
posted by 六条 at 18:00| Comment(0) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月29日

「われわれの世界では」対決 〜引き続きニュースが面白い


ワタクシの中でホテルレストランのメニュー偽装のニュースがアツい。
リッツカールトンに続いて、阪急ホテルの記者会見がまた面白かったですね。

リッツカールトンのときは、スマートないでたちの外国の人が出てきて
「日本ノ事良ク分カッテナクテゴメンナサイ」
的な流れで踏ん張ったのに対して、
阪急ホテルでは、職人気質っぽい料理人さんが厨房コスプレで出ていて
「われわれ中国料理の世界では…」
という流れになっていたのですよね。
芝エビ
→NHKオンデマンド ニュース

そっち方面でシリーズ化かっ!

と思ってちょっとわらちゃった。
もういっそこのまま色んなホテルから色んなコスプレの人が出てきてそれぞれ自分の縄張りでのルールを披露しあって、一番ユニークだった人が生き残る大会とかになっていってもいいのではないか、と思ってしまったのでありました。

同じようなことやってるお店が「今言っとかないとヤバそう!」ってなって全員がいっせいに似たようなこと発表しはじめて収拾つかなくなったりしないかな。

基本的に人が出てきてカメラの前でなす術もなく謝る系の映像ってかなり苦手なんですが、この件は「面白い遅刻の言い訳発表会」みたいでなかなか見ごたえある展開になってるよね、と思ってるのでありました。

←でも「手作りチョコレートソース」はさすがに問題ないのでは、って思ったのは私だけ?
posted by 六条 at 18:00| Comment(5) | テレビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月28日

グランドイリュージョン 〜劇場予告映像最優秀賞作品でした

グランドイリュージョンを見てきたのです。

劇場でかかっていたトレイラーがとてもかっこいい出来栄えだったのでちょっと期待したのがひとつ、
それから映画でマジックを扱うっていう、普通に考えて成立が難しくなりそうなところをどうやって演出するんだろうという期待がひとつ、という感じで見に行ってきました。

グランドイリュージョン
→公式サイト 映画「グランドイリュージョン」
感想。トレイラーが大変よくできていたんだな、ということがわかった。(本編はそうでもなかった…)

いや、いいんですよ。トレイラー見るだけであまりにもヒドいので「まさかそんなヒドいわけないだろう」と思って確認のために見に行ったら、本編も安定してヒドい映画よりは、
トレイラーに惹かれて見に行った結果本編はそれほどでもなくて「ちぇっ、トレイラーがうまいから騙されたぜっ!」と思う映画の方がずっと気持ちいいと思うのよね、私。
少なくても公開日までは楽しみに待たせて貰ったんですから、私にとってはアリのパターンなんです。

↓これ、すごくかっこよくないかね?


ただ映画一本分の尺で見た場合、どうもいろいろちょこちょこ失敗して見えた。

マジックの扱いがまずよくわからないんですよ。
「うさぎを隠すマジック」とか「客が選んだボールをあらかじめ仕込んだボールとすりかえるマジック」みたいな小学生でもわかるレベルのマジックに関しては過剰に説明をするんですが、
「ビルから飛び降りたところで身体が消えて札束に変わるシーン」みたいな普通に考えてわからない大掛かりなギミックは論理的な説明なくやりっぱなしなんですよね。

そうなると見てる方としては「まあ、映画だからCGか…」で終わらせるわけで、劇中はCGでなんでもできる世界なんだとひとたび思ってしまうと、もうマジックなんて通用しないですよね。
「マジックというものをどう取り扱うか」というのを映画の中でちゃんと決めて、そこをブレないように全編作ってもらわないことには、ワクワクもハラハラもしようがないです。
ギミック満載の映像自体は全然悪くないから非常に惜しいところなんですが、作ってるうちに人を驚かすことにばかり夢中になりすぎてわけわかんなくなっちゃんだろうか…。

グランドイリュージョン
↑ラスベガスからパリの銀行を襲うシーンはすごく期待させる映像だと思うのですよ。

あとカメラワークが下手だったように感じました。
どこで何が起こってるのかがわかりにくくて、特にアクションシーンは振り回しすぎて何がなんだかまったくわからず、残念。
もうちょっと引きの映像を多用していただくと分かりやすいと思いますので、そこのところなんとかひとつよろしくお願いいたします。

劇中全体を貫く一番大掛かりなマジックも、そんなに勿体ぶるほどのこともなく、普通に見てたら「まあそうだろうなぁ…」と気づくレベルのことだったしね。
でもステージショーのシーンがずば抜けてかっこいいから、ちょっと点数甘めにみてまあまあでした。
前半3分の1くらいはよくできてて面白い。

グランドイリュージョン
ダークナイトシリーズのかっこいい爺さん二人組がそろって出てきてるのは地味にうれしかった。

【おまけ】
劇場に近日公開のジブリ新作「かぐや姫の物語」のフィギアの展示がありました。
かぐや姫の物語
微妙にバランス狂ってる感じがちびっと怖いけど。楽しみにしておりますよっ!

←どういうわけか満席に近いくらいの客の入りだったのでびっくりしました。なんでだろ?
posted by 六条 at 18:00| Comment(0) | 映画とDVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月27日

昨今注目の面白ニュース

ワタクシ最近注目のおもしろニュースですよ。
リッツカールトンのメニューの表示の報道が今アツくないですかね。
リッツカールトン
NHK NEWSwebリッツ・カールトン大阪 一部誤表示は7月に把握

これ見て、たぶん一番普通の感想ってだいたいのところ
「そりゃあ当然やってるだろうけど、高級ホテルにしてはイメージよりガッツリやってるな…」
っていうくらいのところですよね。

それをこのニュースがまあ面白かったのはホテル側の
「すみません。わざとじゃないんだけど手違いでした…」
っていう言葉を放送して、おそらくテレビの前ので全国のみなさんが
「なわけあるかいっ!」
って突っ込んでる気配を感じつつNHKらしく粛々と真剣に次の話題にうつったんですよ。

「知識不足でブラックタイガーを車えびだと思っちゃいました。ニホンノ食材難シイネ。」
と言う、苦肉の策の奥の手、ガジンプレイが予想外に面白かったことに関してNHKとしてもどういう顔をしていいか決めかねちゃってる感じが伝わってくるのが、ちょっとほほえましかったと思うのであります。

リッツカールトン
↑そのくせ、テロップからは「突っ込みお待ちしております!」という猛烈な勢いが感じられる。


あと、これに関してはwebニュースの書き方もなぜかおもしろかったんですよ。
リッツカールトン
通りかかりの女性をつい「通りかかりの女性呼ばわり」するほどに、にじみ出る「他に言うことなかった感」。
「通りかかりの」ってのは、「無関係」って言う意味じゃまいか(≧ω≦。)

久々に今後の関連ニュースから目が離せないと思った(ややどうでもいい)案件なのでありました。
テレビないからわからないんだけど、他の局はどんな感じなんですかね。

←NHKのこういう「にじみ出るユーモア」は結構好き。

posted by 六条 at 18:00| Comment(0) | テレビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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