2013年02月28日

刺身用南蛮エビ 〜頭も殻も身もうまい

刺身用の南蛮エビ(甘エビ)が安かったですよ。
甘えび
北の海のスタメン。
剥くのが若干の手間ですが
刺身を食べたあとに甘い出汁で味噌汁を作るお得感といったらないですな。
今時期は青い色した卵を抱いていたりなどして、さらなる裏ドラお得感がのります。

実はここのところフランスパンが脳裏を離れなくなっていましてね。
つい先日、ツイッターをぼーっと見てたら
「日本のパンはなんであんなにまずいんだ!」
という話題が流れてきまして
中でもとりわけ本場フランスと比較してバケットがまずいと槍玉にあげられていたのです。

「日本のフランスパン」がどうなのか、知りませんが
「うちの近所のパン屋さんのフランスパンは半端なく美味しいけどね」
と思いつつ見ていたのでした。
気をつけないと一人で丸ごと一本食べてしまいそうになるほど美味しいので
用心して普段はあんまり買わないんですが
おかげさまですっかり頭の中でフランスパンが渦巻くようになってしまいました。

ということでおいしいフランスパンを美味しく食べんがため
ホタテの稚貝と甘えびの頭とニンニクとオリーブオイルと酒で
オーソドックスに「パンを美味しく食べるためのソース」製作
甘えび
こういうの、幸せだよねぇ。
稚貝はいっこずつちいさい貝柱をはがしながら食べて
エビの頭はひとつずつちゅうちゅう吸って
海鮮エキスの出たソースのところはちぎったパンでぬぐって食べて
手と口をべったべったにしつつゾンビ映画のごとき品のなさで
ガツガツと食らうのでした。

いやあ、こういう下品な食事楽しいわ。
甘えび
↑六条貝塚。


頭以外の殻は味噌汁用に、
身の部分はすだちのしぼり汁でさっと洗って塩を溶かした酒をまぶし
塩辛として後のご飯食要員となるのでした。
甘えび


魚屋さんは海洋博物館として楽しめるうえに
買って食べてもいいなんて本当にお得だよなっ!

←日本のパンにも理性を失うほど美味いのもちゃんとあるのにねえ。
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2013年02月27日

カレーうどんと八千草薫in夕張

夕張の話はまだ続く。
今日は映画祭の合間に食べたもののお話ですよ
夕張
街中のあっちこっちにある手作りミニシアターをせわしなくまわる合間を縫って
食事をとるために入ったお店は吉野家。

吉野家といえば例のアレみたいですけども、
夕張の吉野家といえばアレじゃなくてコレなんです。
創業84年のお蕎麦屋さん。
夕張
小さいお店ですが、満席の人で
お店の方は身内総出で厨房を回している風情、
そして客席の方は、みんななんとなくうっすら関係者風の様子で
あっちの席とこっちの席で同じ映画の話をしていたりするあたり、
お蕎麦屋さんではあまり見かけない愉快な風景なのでありました。

メニューを見るにつけ、この町の映画祭にかける意気込みが伝わってくるのです。
夕張
せっかくなので、お勧めメニューのカレーうどんを注文。

出てきてびっくり衝撃の迫力でした
夕張
カレーうどん 700円

カレー汁がどんぶりのふちまでなみなみとたぎってる風景って、見たことあります?
目の前に対峙するとちょっと溺れそうな気すらするほどのド迫力。

つゆはカレーうどんにしてはとろみが強く
ゆっくり食べていてもいつまでも冷めずに、
寒い中を歩きまわった身にじわじわとしみこんでいくのでした。

最初こそ
「食べられるのか?この量いけるのか?」
と思ったものの、五臓六腑にしみる滋味のせいで
気がつけば一滴も残さず平らげていたのでした。
いやぁ、美味かったなぁ。

あきらかに、寒い日に体が喜ぶものを知っていて
胃袋を捕まえられた感のある、
大満足のカレーうどんに元気をもらい
また日暮れまでわっせわっせと映画を観続けることができたのでした。

夕張

帰る直前に朦朧とした頭を少ししゃっきりさせるために立ち寄ったのが
小さな喫茶店。

メニューがちょっとつたない感じの手芸で
シュガーポットの敷物がお手製のパッチワークで
本物のお花がグラスに挿してあるような小さいお店に入る感動。
夕張
何が素敵だったかってお店を一人で切り盛りしてる女性が
八千草薫によく似た、感じの良いお母さんだったことですね


夕張

夕張

「ごめんねー、今日はもうお団子なくなっちゃったのよ。
でもね、桜餅ならあるのよ、桜餅、食べる?」

と、八千草薫に言われると、わけもわからずかたじけなさに涙ぐみそうになります。
頂こうではないか桜餅っ!!!!

あんまり可愛らしくて品のいいお母さんだったんで
コーヒーセットの写真取り忘れてしまいました。
しみじみと美味しいコーヒーと手作りの小さなパイ、
そしてふんわり明るい八千草薫。

人の品の良さの根源をどこに見るのかって、たぶん見る人によって色々で
頭の良い人だったら知識教養に人品を見つけるのだろうし
心の良い人だったら倫理の正しさにそれを見つけるのかもしれないし
きっとそれぞれ正しいのでしょうけども
私は上品な人を見ると
「この人は美味しいものを食べて飲んでるんだろうなぁ」
って思うんですよね。
自分の口に入れるものにちゃんと気を配ってる人の心の優しさって
一朝一夕になんとかできるものではない深いものだと思うんですよ

八千草薫の淹れてくれるため息が出るような美味しいコーヒーとパイと桜餅を食べながら
この人はこうやって美味しいもののことを日々考えながら優しげに生活してるのだなぁ
と思うのでありました。
あらやだ人生ってば、こんなところに幸せが。

帰りに夕張のポストカードも頂きました。
夕張
また来ます、また来ますともよ。
夕張
「カムバああああック!」


←図らずも「美味しいもの食べてれば私は機嫌がいいですよ」ってだけの記事になっておりますが。
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2013年02月26日

アカデミー短編アニメーション部門受賞「紙ひこうき」〜ほんのりじわっと心に残るいいアニメ

アカデミー賞決まりましたね
第85回アカデミー賞の受賞結果一覧

私は、レミゼラブルあたりが総ナメにして
つつがなく終わるのかと思っていたので
色々多方面にバラけた結果になったのが面白かったです。

最多部門受賞は「ライフ・オブ・パイ〜トラと漂流した227日」でしたが
いろんな解釈の可能性を残す多元的な作品って
アカデミー賞ではあんまり好まれないっていう気がしていたので
これまた意外で良かった。

■アカデミー短編アニメーション部門受賞「紙ひこうき」

今日の話しは短編アニメーション部門の「紙ひこうき」です。
これ、たぶんまだ知らない人の方が多いはずなんですが
私は見てるんですよ。えへんっ

夕張国際映画祭で「シュガー・ラッシュ」の先行上映を見てきたんですが
同時上映作品が「紙ひこうき」なんです。
紙ひこうき
ものすごーく、さりげない
オーソドックスな雰囲気でオーソドックスなストーリーで
白黒だし、セリフもないし、登場人物もごく少ない小規模なストーリーで
別にどうということもないまますっと始まってすっと終わる小品なんです。

ただ、これが不思議なことに、シュガー・ラッシュみたいなポップで印象の強いアニメを見た後になってからも
「…あれ、なんとなくいいアニメだったなぁ」
と心に残り続ける、という意外な力を発揮したんですよね。

地味な感じの作品だったのに不思議なことだと思っていたら
気づいたらちゃっかりアカデミー賞を受賞してたので
「おおっ?やっぱり?いい作品だったよねっ!」
と、急に自分の手柄みたいな気がし始めたので今から吹聴してまわりますよ

私が見ただけでは分からなかったんですが、この作品で使われてるのは
実は非常に画期的なアニメーション技術なんだそうです。

ディスニーで伝統的な線画アニメーションをCGを使ってやっている
というのがすごいことなんですって!
こうやって書いてても私自分が何言ってるかあんまり分かってないですけど!

ちょっと引用してみますよ。
作品は駅のホームで出会ったふたりのラブストリーを不思議な紙ひこうきを絡めて描く。白黒アニメーションでの表現が特長となっている。
『紙ひこうき』では、そのストーリーに加えて、映像技術でも話題を呼んでいる。ディズニーが独自に開発したソフト「Meander」を使用して、より違和感のない2Dと3Dの融合を目指した。

紙ひこうき
引用→第85回アカデミー賞 短編アニメーション賞は「紙ひこうき」 新技術に高い評価

キャラクターなんかは全部3Dでデザインされてるんですって。
それをあえて古いアニメのようなテイストで動かしている、
ということらしいんですが、すいませんわからないので分かる人がいたら逆に教えてくださいね。

これがね、よく分からずに見ても
なんとも言えず懐かしいような心地よさと、新鮮さというのが
素人目にも、ふたつながらちゃんと伝わってくるんですよ

本当に、パッと見とてもオーソドックスでさりげない作品なので
あんまりハードル上げちゃうと
「なんだ普通じゃん」
って言われかねないような気もするんですが
何も知らずに別の公開作品を見に行った先でたまたまかかった同時上映アニメがこの作品だった時の気分のよさって、価値あると思います。

「紙ひこうき」という素敵な短編のおまけがついてくるので
3月23日公開の「シュガー・ラッシュ」、気になってる人は見にいくと楽しいと思うよっ。

■ついでに「シュガー・ラッシュ」の感想
シュガー・ラッシュ
→公式サイト「シュガー・ラッシュ」

非常によく出来てました
ゲームセンターの閉店後、電気を落としてから各ゲームからキャラクターがコンセントをたどって行き来してる、という子どもっぽい空想の楽しさもいいし
絵は文句なく綺麗で楽しいし、
主人公の少女ヴァネロペちゃんの表情のかわいらしさなんか
まぁ本当にびっくりです。

ただ、全体的なクオリティが高いだけに、少し中だるみしてしまうのが非常に惜しい。
設定を詰め込みすぎてクライマックスの緊張感をうまく集中させきれなかったのか
脚本にちょっと悔やまれる点があったと感じました。

「八方丸く収まりました」というハッピーエンディンングになってるんですが
よく考えると、キャラクターたちが持っていた問題が
実は解決されてないっていうのも気になります。

悪役で、みんなに嫌われて孤独なのが悩みだったラルフは
なんとなく「自分の役割に満足」するようになるんだけど
ゲーム内の他のキャラクターたちとコミュニケーション取れなくて孤独であること自体はかわってないし

仲間はずれだったヴァネロペちゃんも、
びっくり大逆転が待ってるんだけど
その逆転が「仲間はずれにされる」という状況の解決になるとはあまり思えない
というか、むしろ良く考えると状況は悪化する可能性が大きい

…と言うふうに、キャラクターのよさと雰囲気の楽しさで乗り切っちゃってるけど
実は結構穴のあるストーリーなんですよね



でも、トータルではすごく褒めたい作品ではあります。
とっても楽しいアニメでした。

←授賞式のレミゼラブルのパフォーマンスも評判でしたね、見たかったな。
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2013年02月25日

夕張国際ファンタスティック映画祭に行ってきた

行って参りましたですね、夕張国際ファンタスティック映画祭
夕張映画祭
札幌から夕張に向かう途中で岩見沢というブラックホールのようなエリアを通過するんですが
どういうわけかこの岩見沢、周りは晴れていてもそこだけやたらどかどか雪が降る混乱スポットで
この前日も5m積もった、というニュースになっていたところなのです。
この日もまんまと岩見沢だけ前も見えない猛吹雪、という怖い思いをしつつの、札幌から2時間ほどの旅。
岩見沢を抜けるとまんまといい天気で良かったんですが、いや雪国怖いね。

夕張に到着するといきなり、
フジテレビの笠井アナウンサーが熊に食われているところに遭遇しました。
熊には注意しないとね。
夕張
(↑左端でカメラ持って見切れてるのは軽部アナウンサーでした)

この夕張メロン熊、最近の大人気ゆるキャラですが
カメラを見つけると向こうからよってきてくれる、
ディズニーランド並みのホスピタリティ発揮してくれて大変嬉しかったです。
夕張
隣の首輪引いてるお母さんも「メロン母さん」として有名なお方だとか。
熊やお母さんはじめ、映画祭で来る人に町全体が全力で歓迎してくれていて
非常に楽しい思いをさせていただいたのです。

町中に会場があるんですが
たとえば屋外の仮設のテントの中にスクリーン張ったり
夕張

市民会館のようなところにスクリーン張ったり
夕張

ホテルのレストランにスクリーン張ったり
夕張

町中いたるところが手作りのミニシアターになってるので
プログラムを見ながらうろうろと街中を歩くことになるんですが
これがまた街自体が映画好きにはなかなか面白いところなんですよね


雪山の陰、遠くに見えるの「七人の侍」の手描き看板
夕張

こっちは「ゴルゴ13」の似てない千葉真一
夕張


さすがにわりと上手く描けてる昭和残侠伝シリーズの健さん
夕張

積雪が案外似合ってる「明日に向かって撃て!」
夕張

積もりすぎて分からなくなった小津安二郎の何か(たぶん「東京物語」)
夕張

なぜか日本人の顔になってるヴィヴィアン・リー
夕張

似てないというよりちょっと気持ち悪くなっちゃってるチャールズ・ブロンソン
夕張

映画は関係ないんだけど、年季入りすぎてちょっとホラー映画っぽくなってる本屋さん
夕張

…という具合に歩いてるだけで非常に面白い街なので
映画祭なくても絵看板を撮るためだけにでもまた来たいなぁ
と思いつつ、
しかし現実は少ない時間で効率的に映画もみなければいけないので
せわしなく駆け足の時間だったのでした。
夕張
とりあえず「ひまわり」と、「シュガーラッシュ」を見て
あとは間の時間にできるだけ自主制作やインディーズのショートフィルムを
力の限り回るつもりの一日でしたが
映画を見るのって、本人気づかないところですごい体力を使ってるんですね
気づいたらふらふらで
「まだ見たいのがあるのだが…」
と後ろ髪引かれつつ、あっという間に日が暮れてしまった町を引き上げることになりました
もっと、珍妙な映画などたくさん見たかったぜ

殆どの人は宿泊の予定できますから
人の数自体は少ないのに異常な密度の映画関係者で溢れる夜の街を
外に飲みに出たりするのも大きな楽しみのうちなのでしょうね
(…と10年通ってるという笠井アナが言っていた)
夕張
普通劇場では見られない商業映画でない作品を見る機会というのも非常に楽しいものですね
面白いにつけ、面白くないにつけ、なんとなく他人の見た夢を立て続けに聞いてるような
不思議にぼーっとした世界に入る感覚なので
消耗はするのですが、脳みそにとってはたいへんエキサイティングで充実した時間でした。


ちなみに、そんなに数見られなかった中からあえてタイトルあげさせてもらうと
「桐島部活やめるってよ」では役者さんとしてゾンビメイクで出演してた前野朋哉監督の作品「筋肉痛少女」っていう短い映画が好きでしたね。
夕張
個々のキャラクターの立て方も、セリフまわしも、カメラの動き方も
とても繊細で丁寧な印象で、見てて楽しかったです。

ということであまりにも時間がないのが惜しまれた一日でしたが
初参加の今年はとりあえず「楽しめる!」
ということが分かったので
ぜひ来年もさらなる綿密な作戦を立てつつまた参加したいものだと思ったのでした
あー、楽しかった

←この季節、メロンが食べたられないのがちびっと悲しいのではありますが
posted by 六条 at 18:00| Comment(0) | 映画とDVD | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月24日

ご挨拶程度の。

ちょっとバタバタしてて
記事を書く時間ありません
すいませんが今日はパンチラで許してください

パン
パンチラ

←春一番の季節ですから
posted by 六条 at 18:00| Comment(4) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする